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草むらに入るときにはダニが服の中に入り込まないように注意してください。
草むらを走り廻る犬やネコにも取り付きます。
肌に食いつき10日以上も吸血することもあります。
肌の露出を避けて襟元、袖口、足首に隙間を作らないようにしてください。
帰宅したら上着は家に入る前に脱ぎ、入浴して全身を良く観察してください。
ダニが付着していることに気づいたら自分で取らずに皮膚科を受診してください。
ペットも毛を掻き分けてよく観察してください。
1例目は数日前に草取りして腹部にダニが付いていることに気づきました。
ダニが頭部を皮膚に差し込んでいます。
周囲の皮膚をつけて除去しました。

腹部に付着したマダニ
皮膚ごと除去したマダニ

2例目は自宅から出ていない高齢の女性の大腿内側にダニが付着しているのに家族が気づきました。
こちらも皮膚をつけて除去しました。

大腿に付着したマダニ
皮膚ごと切除したマダニ

ダニを取っても数週間は発熱や局所反応に注意してください。
(山本尚)

過去記事 こちらもご覧ください。
2020.9.3 マダニに注意
2020.6.15 マダニの季節
2021.7.6 マダニに咬まれたら
2022.7.23 ヘソに入り込んだマダニ
2023.4.21 膝の内側にダニがついていて、払い落とした後の傷が治らない