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皮下の異物は感染や炎症を起こさなければ移動せずに皮下に留まり、数ヶ月から数年すると皮膚直下に移動して皮膚表面に変化が現れます。
動脈近くに刺入して神経に損傷を与えることもあり刺入部位によっては詳細な検査を受けてください。
多くの場合外傷で皮下に入った異物は、体内を移動して血管や臓器に損傷を与えて危険な状態になることは滅多にありません。

1例目は5年前に割れた皿を片付けたときに右手に切り傷ができて治りました。
数日前より右手の甲に押さえると痛みがある盛り上がりができました。

レントゲンでは三角形の異物があり、切開するとレントゲンで見えたのと同じ形の陶器片が出てきました。

2例目は5年前に右手小指の手術を受けています。
数日前より小指の手の甲側の皮膚が盛り上がりました。
疼痛はなくレントゲン検査では特に問題はありません。
切開して手術で皮下縫合したと思われるナイロン糸が出てきました。

3例目は転倒して左眼横に傷ができて縫合しました。
そのときは皮下の異物は見えませんでした。
3ヶ月後に傷跡からボルトが自然に出てきました。
その1ヶ月後に同じ傷よりプラスチックのリングが出てきました。

(山本尚)