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新型コロナ感染症の蔓延で外出や運動の機会が減ったために足の指のトラブルが増えているようです。
多くが足の親趾の爪の周囲の炎症により肉芽ができて歩行時の痛みと出血です。
爪周囲の炎症を起こす原因の一つに巻き爪があります。
親趾に痛みがあると歩行時に親趾に力が掛からないように歩くため、巻き爪は進行します。
爪の矯正をするためにチタンワイヤーを使って爪の巻き込みを軽減する処置を行っています。

チタンワイヤーを使った治療(症例1)

巻きが強い場合は2~3回の治療が必要です。

(症例1)矯正前
(症例1)矯正3ヶ月経過
(症例1)5年後に巻き爪が進行したため
再度ワイヤー矯正を行った
(症例1)2回目のワイヤー矯正より8ヶ月経過
(症例2)矯正前
(症例2)ワイヤー矯正4ヶ月で改善
(症例3
矯正前
(症例3)矯正後半年
(症例3)1回目のワイヤー矯正では不十分のため、2回目治療中

巻き爪には靴などの履物や歩行の仕方以外に遺伝的要因があるとも言われていて、巻き爪が改善しても数ヶ月から数年経つと再発します。
爪の切り方に注意して、親趾を圧迫しないよう靴や靴下を工夫して、親趾にしっかりと力が掛かるように歩行することで再発しにくくなります。
(山本尚)