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28年前にカヌーを始めたのですが、その時はカナディアンカヌーで釣りをする姿にあこがれてオープンデッキタイプのカヌーを使用していました。そのカヌーは増水した四万十川を下ったときに沈下橋に衝突して大破し私と友人は川漁師に助けられました。
写真のカヌーはその後に購入したシットオンタイプで、その最後尾に愛犬を載せて鴨が磯海岸の沖を進んでいる写真です。 このタイプのカヌーは海洋での使用に適していて波をかぶっても浸水しないように座席に排水孔が開いています。 また、アウトリガーに類した二重構造のため安定性が良く、波を切って直進できます。最後尾に酸素ボンベやキャンプ道具などを積むための積載スペースがあり、そこへ愛犬が後ろ向きに乗っています。

犬種はラブラドール・レトリバーです。 ラブラドールは泳ぎが得意で川や海へ連れて行くと水の中へも躊躇せずに後を追って入って来ました。 暑さには弱く夏になると日中は子供用のプールに水を入れると走り寄って浸かっていました。 一匹の時はベビーバスに入っていましたが子犬が生まれてからは、親子二匹で子供用プールに浸かっていました。
日曜の朝、カヌーに行く準備を始めるとソワソワ、ウロウロして一緒に行きたい気持ちをアピールしていました。 海岸で出航の準備ができるとすぐ一番後ろに乗り込み、波で揺れても動じることはありませんでした。 途中の海岸に上がると他の海水浴客のそばに寄って行って、たびたびおやつをもらっていました。 指示すると海へ飛び込みカヌーの横を泳ぐこともありました。
犬用のライフジャケットを着せています。 ライフジャケットは泳ぐ犬にとっては邪魔だそうですが、犬を海面から船上に引き上げるときに重宝するためいつも着用させていました。 カヌーを撤収するときは犬も一緒にホースを使って洗い、カヌーの水が切れる頃には犬の体毛もほぼ乾いていました。
(山本尚)