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高知市の西を流れる仁淀川をカヌーで下ったときの1枚です。

仁淀川中流の柳瀬の河原を出発した直後です。このあと1~2級の瀬が続き、伊野町の嘉敷の川原まで気持ちの良い川下りを楽しみました。
1993年5月にカヌー冒険家で作家の野田知佑さんが鳥取市の河原小学校で、世界をカヌーで旅した話を「川からの眺め」と題して講演しました。 その翌日に野田さんやほかの参加者とともに千代川を河原の親水公園から下流の市民スポーツ広場前まで川下りしたことをきっかけにカヌーの楽しみを知りました。
そしてその年の秋から毎年春と秋にカヌーで川下りをするために高知県西部の四万十川へ通いました。 高知道が整備されていませんでしたので四万十川下流の中村市(現四万十市)まで8時間かかっていました。 この頃から四万十川が「最後の清流」とマスコミでたびたびと取り上げられて訪れる人と車が次第に多くなりました。 四万十川沿いの国道441号線は対向車とすれ違いができないほどに狭いところが何か所もあり、増えた車のために川沿いの移動に時間がかかるようになりました。そして徳島県の吉野川や那賀川など訪れる人が少ない四国の川を探しました。
1996年秋以降は仁淀川に通っています。 仁淀川は高知県中央に位置するため鳥取からは中国道~瀬戸大橋~高知道を経由して中流の伊野町まで約300km、4時間半で行けます。 仁淀川は仁淀ブルーといわれる澄み切った流れが魅力です。 仁淀川中流には大きな瀬がないため越知町の筏津ダムのすぐ下流から沈下橋をくぐりながら、ゴールにしている嘉敷の道の駅「くらうど」前まで危険を感じることなく川下りが楽しめます。 また川と並走している国道194号線は整備されているので川下りを中断して途中で上陸してもタクシーを利用することができます。
仁淀川へ行くときは高知市内に宿泊します。 川下りした夜はいつも高知市内の「ひろめ市場」や市内の居酒屋でカツオのたたきなどの地元の料理と酒を楽しみます。 次第に川下り以上にこの宴会が参加者の楽しみになり、川下りに間に合わなくてカヌーを持たずに宴会目的で高知にやってくる参加者もいます。
1993年から2019年秋まで四国に川下りに通いましたが2020年春以降は中断しています。
近いうちに高知の川下りとその後の宴会が楽しめることを望んでいます。
(山本尚)