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年齢を重ねると誰でも多少は両側の上まぶたが下がってきます。
上まぶたが瞳(瞳孔)までかかる中等度になると、「視界が狭くなった」「目が小さくなった」「目が疲れやすくなった」「眉毛の位置が上がった」「おでこにしわが寄るようになった」と感じる場合もあります。
また無意識に目を大きく開けようと額や首筋に力が入るため肩こりや頭痛の原因になることもあります。
治療法として視界改善のためにまぶたに貼るテープや接着剤があります。
しかし眼瞼下垂の症状が強くて生活に支障がある場合は手術を行ないます。
上まぶたの切除部に印をつけその皮膚を切除して上下を縫い合わせます。
手術翌日より洗顔シャンプーが可能です。
切除部周辺の腫れは3~4日で改善し約1週間後に抜糸します。
術後は頭痛や肩こりが改善し視界が明るくなりますので気分も明るくなります。

症例写真

●症例1

治療前
切除部にしるしをつける
手術後
術後8ヵ月経過

●症例2

治療前
手術後
術後2ヵ月経過

どちらの方も眉を吊り上げて努力して目を開けていたのですが、楽に開眼できるようになりました。
傷跡は目立たなく上まぶたの腫れぼったさも取れて表情も明るく穏やかになりお化粧やまゆげを描くことにも支障はありません。
手術は医療保険の適用です。
(手術点数:両眼で12200~14500点程度。別途、初再診料、処方せん料、薬代等がかかります。)
眼瞼下垂の症状が気になる場合は形成外科を受診してください 。
(山本尚)