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1930年アメリカ、コロンビア製の蓄音機です。

手前のハンドルを回して駆動用バネを巻きます

トランク型ポータブルで手巻きで回転します。
一回巻くとレコード一枚を再生できます。
針先の振動をサウンドボックスで音に変換し太いトーンアームを通って奥の開口から出てきます。
上蓋の裏に作られたレコード収納部は反響板の役目をしていて箱全体がホーンになるため驚くほど大きな音がします。

振動を音に変換するサウンドボックス
次第に太くなるトーンアームと反響板

ターンテーブルのストッパーや回転調節レバーや演奏終了時にターンテーブルが止まるオートストップも装備しています。
針は鉄製が一般的で現在でも購入できます。
竹針に変えると軟らかくやさしい音になります。

金属製と竹製の針

レコードはSP盤と呼ばれ、25cm直径のアセテート製でぶつけたり、落とすと割れます。

当時貴重であったSP盤、浪曲も人気があった

(山本尚)